お題を考えるための前提情報です
クラスの旗のデザインを投票で決めることになりました。何人かが案を出し、みんなで一票ずつ入れて、1位が決まります。ここまではよくある光景です。
その後で、2位だった子が泣いてしまいました。先生は話し合いのすえ、投票の結果を取り消し、別のやり方で決め直すことにしました。
こういう話を聞くと、意見は割れます。決まったことを覆すのはおかしい、という人。子どもの気持ちを考えれば当然の判断だ、という人。どちらの言い分にも、うなずけるところがあります。
考えてみると、これは学校だけの話ではありません。会議で多数決を取ったあと、少数派が強く反対したときにどうするか。決まった企画に一人が不満を示したとき、進めるのか、話し合いに戻すのか。大人の職場でも同じことが起きています。
多数決は、みんなが納得しやすい決め方として使われてきました。けれど、票の数だけで決まる以上、必ず負ける側が生まれます。負けた人が傷つくことまで織り込んで、決まった結果を守るのか。それとも、傷つく人が出た時点で、その決め方が間違っていたと考えるのか。
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