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帝国データバンクの調べによると、スマートフォンゲームを手がける企業の倒産は2026年の1月から7月で10件に上り、過去最多のペースで推移しています。運営が続かなくなれば、サービスは終了します。「サ終」と呼ばれるこの日を、多くの人が経験してきました。
サービスが終われば、育てたキャラクターも、集めたアイテムも、積み上げた記録も消えます。数万円を使った人も、数年遊んだ人も、同じように何も残りません。利用規約の多くには、終了時に返金は行わないと書かれています。アイテムを買ったつもりでも、法的には所有権を得たのではなく、使用を許諾されていたにすぎないためです。
ただ、これはゲームだけの話ではありません。音楽も映像も本も、サービスを通して利用する形が主流になりました。配信が終われば聴けなくなり、電子書籍のストアが閉じれば読めなくなります。形のないものにお金を払うことに、私たちはすっかり慣れました。
消えることが分かっているものに、お金を払う。それは損なのでしょうか。映画のチケットも、旅行も、外食も、終わったあとに手元には何も残りません。それでも人はお金を払います。ゲームだけが違うとしたら、何が違うのでしょうか。
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