お題を考えるための前提情報です
国境を越えて物や人、お金や情報が動く。
この流れは長く、進めば進むほど良いものだと考えられてきました。
いま、その前提が揺れています。
ジェトロが2026年に公表した世界貿易投資報告は、副題に「高リスクが常態化する時代に、踏みとどまる自由貿易体制」と掲げました。
貿易や投資を妨げる各国の政策介入は過去最高の水準に達し、先の読めなさが当たり前になっていると整理されています。
経済産業省の通商白書も、冷戦後のグローバル化が国の中の格差と国と国の間の格差を広げたという不満が、保護主義や大衆迎合的な政治の土壌になっていると指摘しました。
恩恵は確かにありました。
安い衣料品、いつでも手に入る食材、海外で働くという選択肢。
その裏で、国内の製造業の雇用が減り、産業が空洞化したという指摘もあります。
私たちが受け取ったものと失ったものを並べたとき、差し引きはどちらに傾くのか。
立場によって答えは変わります。
グローバル化は、私たちの暮らしを良くしたと思いますか。
何を基準にそう判断したのかを教えてください。
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