主張を伝える 中級 文化

観光客だけ値段を高くする「二重価格」はありか?

姫路城は市民1,000円、市民以外2,500円という料金差を導入しました。観光客だけ値段を高くする「二重価格」は、ありだと思いますか。

このお題の背景

お題を考えるための前提情報です

世界遺産の姫路城は2026年3月から、18歳以上の入城料を姫路市民1,000円、市民以外2,500円にしました。2.5倍の差がつく、いわゆる「二重価格」です。観光客の集中で城が傷むことへの対策と、修理費用の確保が理由で、逆に18歳未満は市民かどうかを問わず無料になりました。

海外では珍しくないやり方です。インドのタージマハルでは外国人の入場料は国内の人の20倍以上、エジプトのピラミッドにも大きな料金差があります。日本でも訪日客が年4,000万人を超え、観光庁は2026年4月に有識者会議を立ち上げて、二重価格のあり方を検討し始めました。国立の博物館や美術館でも、外国人向けの料金を高くする検討が進んでいます。

「観光地を守る費用は、その場所を訪れて楽しむ人が多めに払うべきだ」という考え方には、一定の説得力があります。他方で、「同じものを見るのに、人によって値段が違うのは差別ではないか」という違和感も根強くあります。姫路城が国籍ではなく「市民かどうか」で線を引いたのも、この批判を意識してのことでした。

観光客だけ値段を高くする二重価格は、ありだと思いますか。賛成でも反対でも、誰がどう線を引くのかまで含めて、考えを書いてみてください。

書き方のヒント

この順番で書くと、伝わる文章になりやすいです

  1. 立場をはっきりさせる
    どちらの立場を取るのかを最初に書きます。どちらとも取れる書き方は、読み手を迷わせるだけで慎重さの証明にはなりません。
  2. 根拠を挙げる
    なぜその立場なのかを示します。事実やデータ、自分の経験など、読み手が検証できる形だと強くなります。
  3. 反対の立場にも触れる
    自分と逆の意見にどう答えるかを書きます。ここがあると主張が一段強くなります。無視して押し切ると、都合の悪い話を避けたように見えてしまいます。
  4. 結論に戻る
    最後にもう一度立場を示します。途中で反対意見に触れた分、締めで戻ると全体が1本の筋にまとまります。

採点の観点

リプレンのアプリでは、書いた文章を次の5つの観点で100点満点採点します

観点 見られるところ 配点
理解度 お題の意図を捉えて、問いに沿って答えているか 25
論理性 結論と理由がかみ合い、筋が通っているか 25
独創性 体験や視点など、あなたらしさを出せているか 20
構成 順序や段落分けが読み手に伝わりやすいか 15
表現力 言葉選びや言い回しが適切で読みやすいか 15
合計 100

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